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- 信貴山 朝護孫子寺
記載の内容は、取材時のものです。料金・日時等が変更となっている場合がありますので、事前にご確認のうえ、おでかけください。
信貴山 朝護孫子寺
(しぎさん ちょうごそんしじ)
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今から1400年程前、聖徳太子が物部守屋の討伐の際にこの山を訪れて戦勝の祈願をすると、天空に毘沙門天王が現れ、必勝の秘法を授かりました。 その後、見事勝利した太子は、自ら天王のお姿を彫刻し伽藍を建て、信ずべき貴ぶべき山として『信貴山』と名付けました。 ちょうど毘沙門天が現れたのが寅の年、寅の日、寅の刻であったため、寅が信仰されるようになったのです。さらに醍醐天皇の時代(910年)、天皇の病気回復を命蓮上人(みょうれんしょうにん)が毘沙門天王に祈願すると、 たちまち全快されたことから、朝廟安穏・守護国土・子孫長久の祈願所として『朝護孫子寺』と呼ばれるようになりました。庶民信仰の寺として人々からは『信貴山寺』と親しまれています。
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- 聖徳太子像
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- 白虎
1 本堂
織田信長の攻略で焼失後、文禄年中(1592)に豊臣秀吉により再建さ
れたと伝えられています。その後昭和26年に火災で全焼、33年に
新たに建て直され現在に至っています。舞台からは大和平野が一望
できる素晴らしい眺めを楽しむことができます。
本堂には、ご本尊の毘沙門天王像を中心に、右に吉祥天像、左に善膩師童子像が安置されています。父・母・子の絆を大切に、家族円満を願う象徴とされています。毘沙門天王は、七福神の中でも商売繁盛、金運如意、開運招福、心願成就の徳を最も厚く授けてくださる福の神様です。右手に如意宝珠の棒、左手に宝塔を持ち、心を強く持って何事も我慢強く行えば福徳を授けるというお姿を表しています。ぜひご拝観ください。
2 成福院 (じょうふくいん)
祈祷と宿坊を中心とした寺院です。『融通殿』には、如意宝珠(如意融通尊)をお祀りしています。「融通がつく」「融通がきく」というのはここから由来しています。
また左脇侍には厄難消除の不動明王、右脇侍には立身出世の弘法大師をお祀りしています。
融通ひょうたん願い事を書いて、自宅の東方に
置いてお祈りします。
融通撫で小槌 願いを込めて両手で撫でると叶うといわれています。
3 千手院 (せんじゅいん)
山内では最古のお寺で、住職の住坊とされてきました。 『護摩堂』は命蓮上人が1000年前に開壇され、以来、毎日護摩が焚かれ福徳開運の祈願が行われています。 また院内の『銭亀堂』では、 “銭亀さん”の愛称で親しまれる金運を呼ぶ神、銭亀善神をお祀りしています。商売繁昌や金運招福を祈願される方が絶えません。
壁には多くの感謝のお便りが。
金運招福銭亀御守と壱億円札 まずは、銭亀御守セットを購入して、
銭亀堂で金運UPのお願いをしましょう。
4 玉蔵院 (ぎょくぞういん)
鎌倉時代、覚鑁(かくばん)上人がこの山で毘沙門天王から如意宝珠を与えられたことから『玉蔵院』と呼ばれるようになりました。院内には“融通さん”と呼ばれる如意融通尊をお祀りした『融通堂』、護摩祈祷が行われる『浴油堂』高さ14.5mもの『日本一大地蔵』のほか、約250人まで宿泊できる『富貴閣』や茶室『古厘庵』があります。
寅の子がまぐち お金を大切に入れておくかわいいお財布
純金御守 立身出世や昇進の功徳があるお守りです。
1戒壇めぐり (かいだんめぐり)
心願成就を祈る修行の道場で、本堂真下の暗闇の回廊です。
暗闇の中を手さぐりで進むと、ほのかな灯明の場所があり、千手観音や阿弥陀如来など八体の仏像がお祀りしてあります。
さらに進むと大きな鉄の錠前が掛っていて、この錠前に触れると、約800年前、覚鑁(かくばん)上人が、唯一当山に納めたという如意宝珠に触れたと同じ功徳が与えられると言い伝えられ、一願成就のご利益が授かります。
2虚空蔵堂 (こくうぞうどう)
<入試合格祈願>
無量無尽の知恵や功徳を持たれる菩薩様を安置しています。
とくに入試合格、学業成就に霊験あらたかです。
3剱鎧護法堂
(けんがいごほうどう)
醍醐天皇が重い病気にかかられ、命蓮上人が毘沙門天王に祈願された折、剱鎧護法の使者が枕元に現れて治癒されたことから、無病息災、病気全快の霊験あらたかな神として信仰されています。
4開山堂 (かいざんどう)
聖徳太子、弘法大師、命蓮上人、歓算上人、四国八十八ヶ所ご本尊様をお祀りしています。開山堂の黄色の厄除けローソクは、学業成就、商売繁盛、開運招福のご利益があるといわれます。
厄除けローソク。
黄は増益、白は息災のご利益が。
信貴山寅まつり ご本尊である毘沙門天王と縁の深い寅にあやかった祭りで、毎年寅の月(2月)の最終の土・日曜日に開催。
勝縁の月のご利益にあやかって人々の諸願成就を祈る大法要をはじめ、寅年生まれの寅男・寅女が練り歩く「寅行列」、縁起物の張り子の「寅祈祷」や「納め寅供養」が行われます。
また屋台が多数出店し、スタンプラリー、コンサートなどのさまざまなイベントも催されるなど、年々賑わいを増しています。
※詳しくはHPにてご確認ください。
1空鉢護法堂(くうはつごほうどう)
命蓮上人が神通力で空鉢を飛ばして、長者の倉や米俵を舞いあがらせたという話に由来するお堂で、一願成就の霊験あらたかな守護神として信仰されています。
2弁財天の滝
信貴山唯一の滝で、滝行場として使われています。
3かやの木稲荷
樹齢1500年の威容を誇る御神木をお祀りしています。
- ●拝観時間 9時~17時
- ●年中無休
寅の口に入ると、四国八十八ヶ所のお砂踏みができます。
この石を抱えると大金を抱えることに。
寅の足を撫でると願いが叶い、くわえたお札を触ると金運が上がるとか。
いろんな寅を見つけて歩くのも楽しい!