ボタンの花で有名な石光寺。境内には約500種類、3000株ものボタンが植えられ、初夏には百花爛漫のにぎわいを見せる。また、11月から1月ごろ咲く、ワラ帽子に包まれた寒ボタンも見もので、冬咲きのボタンはここだけのものという。二上山を背景に牡丹の咲き乱れる様は格別。ボタンはもともと薬用として中国から伝えられ、古くから石光寺に植えられていたそうだ。
寺の起源をさかのぼると、天智天皇の時代にこの地に光を放つ三つの石があり、そ弥勒三尊の石仏が現れた。そこで天皇の勅願によって堂宇を建立し、「石光寺」の名を賜って役行者が開山したのが始まりとされている。現在では金堂の跡に弥勒堂が建てられ、弥勒仏の一部が祭られている。
また、寺は別名「染寺(そめでら)」とも呼ばれ、当麻曼荼羅で知られる中将姫ゆかりの「染の井」と「糸掛桜」がある。これは、中将姫が曼荼羅を織るために蓮の茎を集めて糸を採り、それを水に浸したところ五色に染まった、という伝説の場所で、庭にある井戸を「染の井」、傍らの桜の枝を「糸掛け桜」という。
【花の見所】 約500種類、3000株、数も多いが種類の多さでは群を抜く。二上山を背にしたぼたんの花の味わいは格別。 この時期は他にもさまざまな花が咲く。おだまき、ジャーマン・アイリス、リラ、アメリカ・シャクヤクなど華やか。 あやめ1月初旬〜2月末日。3000株。 ボタン4月中旬〜下旬。500種3000株。寒ボタン11月下旬〜1月下旬。 ※葛城市ぼたん祭:4月15日〜5月15日 *開花時期は気候、天候により変わります。 |