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- 飛鳥寺
記載の内容は、取材時のものです。料金・日時等が変更となっている場合がありますので、事前にご確認のうえ、おでかけください。
飛鳥寺
(あすかでら)
新西国第九番霊場
聖徳太子御遺跡第十一番霊場

静かな田園風景が広がる飛鳥の里。飛鳥寺は596年、女帝・推古天皇の時代に、豪族・蘇我馬子が創建した日本で最初の本格的な仏教寺院です。当時は現在の約20倍もの壮大な寺院で、塔を中心に東、西、北の3つの金堂を配し、外側には回廊が廻らされていました。朝鮮半島から多くの先進技術者が呼ばれ、日本で初めて瓦を製造し、仏堂や塔の建設に関わりました。
この寺を中心に天皇の住居がおかれ、中国や朝鮮との国際交流によって学問や芸術が盛んになり、日本で初めての首都として約100年間、飛鳥文化が栄えました。文明国家・日本の原点とも言えるお寺です。
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- 聖徳太子孝養像父の用明天皇のご病気回復を祈願されているお姿です。
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- 万葉歌碑佐々木信綱博士の筆による山辺赤人の長歌と近衛文麿氏の筆による篆額(てんがく)が刻まれています。

1飛鳥大仏
<重要文化財>

609年、当代一流の仏師であった仏師・鞍作鳥(くらつくりのとり)によって造られた日本最古の仏像。
高さ約3m、当時は銅15t、黄金30kgを用いて造られました。平安・鎌倉時代の大火災によって、全身罹災(りさい)し、補修を受けましたが、面長でアーモンド形の目元に飛鳥彫刻の特色がみられます。およそ1400年もの間、同じ場所で時代の移り変わりを見守ってこられた優しいお姿に、心のやすらぎを感じます。

2本堂

創建時、金堂が建てられていた位置に現代の本堂が建ち、
そのまま飛鳥大仏が安置されています。
当時は極彩色の伽藍でしたが、二度の火災で焼失。
現在の建物は、江戸時代の1826年に建てられたものです。


1石仏三体

左から、大聖不動明王様、観世音菩薩様、弘法大師様。
良縁成就、商売繁盛、学業成就など、水をかけてお祈りすると願いが叶うとか。
2鐘楼

1745年に建立。梵鐘は、太平洋戦争の際に供出されましたが、1958年に新しく鋳造されました。美しい余韻を残す鐘の音が、訪れる人々の心を癒してくれます。あなたも、突いてみませんか。

3飛鳥大仏開眼
1400年記念散華

飛鳥大仏が開眼供養されてから1400年目にあたる2008年につくられた記念散華です。3枚セット 600円。
花会式
毎年4月8日に、お釈迦様の誕生をお祝いする「花会式」の法要が行われます。
飛鳥寺は、この「花会式」が日本で最初に行われたお寺です。
当日は、本堂正面の扉が開き大仏さまを外から参拝することができます。


1思惟殿(しゆいでん)

堂内には、聖観世音菩薩が安置されています。
2塔跡表示柱

創建当時、ここに塔が建てられていたことを示す標柱。この地下3mに塔の心礎があり、仏舎利(お釈迦様の遺骨)のほか、金・銀・めのうなどの宝物が納められていました。
3万葉池

池の畔は桜、レンギョウ、ツツジなど季節ごとに彩りを変え、訪れる人の目を楽しませてくれます。手前には長寿のシンボルとされる蓑亀の像も。
4レトロなポスト

懐かしいデザインで、現在も活躍中です。

所 在 地 | 〒634-0103 奈良県高市郡明日香村飛鳥682 |
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拝観時間 | 4月~ 9月 9:00~17:30(受付は17:15まで) 10月~3月 9:00~17:00(受付は16:45まで) ※4月7日~4月9日は拝観できません。 |
交 通 | 【バス】橿原神宮前駅→奈良交通バス飛鳥大仏前下車徒歩約1分 |
お問合せ | TEL:0744-54-2126 |

飛鳥寺のFacebookでもご覧いただけます。
