花だより

梅(ばら科)
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花だよりバックナンバー/2017年
 

花言葉「忠実・独立」

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梅は中国四川省あたりの高地が原産で、わが国に渡来したのは8世紀ごろ。宮廷人たちはその清雅なたたずまいと、ふくいくたる香りの妙にたちまち魅せられ、貴族たちは競って庭に植えたという。
『万葉集』に詠まれた花のうち梅は萩についで多く、百十数首にのぼる。奈良時代は「花見」といえば桜ではなく梅であった。「酒杯(さかづき)に梅の花うかべ思ふどち 飲みての後は散りぬともよし」梅の花の香りを酒に移して飲むのが当時の風流な遊びだったらしい。奈良時代に愛されたのはもっぱら白梅で、平安時代になるとあでやかな紅梅に人々は心うばわれるようになる。
梅は春にさきがけて咲くことから春告草(はるつげぐさ)、芳香を放つことから匂草、香散見草(かざみぐさ)、香栄草(かばえぐさ)など、さまざまな別名がある。
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