鉄道×ロボットプログラミング教室プロジェクトの写真 鉄道×ロボットプログラミング教室プロジェクトの写真

鉄道×プログラミングで
子どもの学びを楽しく豊かに

住むまち近鉄story

PROJECT 02

鉄道×ロボットプログラミング教室
プロジェクト

担当部署/総合企画部

※部署名などは取材当時のものです

鉄道を通じて子どもの成長を
サポートするために

ロボットプログラミング教室で学ぶ子供達の写真

当社では鉄道まつりをはじめとするさまざまなイベントを通して、子どもたちに電車の面白さに触れてもらえる取り組みを行ってきました。そんなとき、いつも感じるのは子どもたちの“好きなモノ”に対する知的好奇心や集中力の高さ、そして意外なほど鉄道が好きと言ってくれる子どもたちが多いことです。そんな子どもたちと、特定の日に実施するイベントだけではなく、もっと関わりを持つことができないかなと日々考えていました。そのときに出会ったのが、大阪を拠点に全国でロボットプログラミング教室「ロボ団」を運営する、夢見る株式会社です。「好きを学びに、社会とつながる」をモットーに子どもの力を伸ばす彼らの方針に共感し、またプログラミング教室と鉄道の相性の良さを感じて、コラボ校を開校するという近鉄としては初めての取り組みを行いました。まずは奈良の登美ヶ丘に1店舗開校したところ、瞬く間に評判に。そして2021年、内装・教材など一段とパワーアップしてコラボレーションした教室を大和西大寺駅に開校することになりました。

独自のプログラミングプランを
近未来ステーションのそばで学ぶ

リニューアルされた近未来ステーション構想のモデル駅の大和西大寺駅の写真大和西大寺駅

大和西大寺駅をコラボ校の拠点に選んだのは、人口や学校の多さに加えて、電車の利便性が高く通いやすいことがあげられます。お子さんを通わせるのに、道中の心配がないのは大事ですよね。また、教室内は駅の構内をイメージした内装で、通うだけでもワクワクするような教室になっていると思います。夢見るさんの中でもその内装が評判になっているそうで、うれしい限りです。ぜひ、一度教室だけでも見に来て写真に撮ってほしいですね(笑)。大和西大寺駅は2020年に「近未来ステーション」としてリニューアルし、自動案内ロボットなどプログラミングとの親和性が高い取り組みも多く実施しています。そこで、本物の駅というフィールドを使って、子どもたちが課外学習のようにプログラミングを学ぶ、というような取り組みができるのではないかと、開校当初から夢見るさんとアイデアを練っていました。

大和西大寺駅が
リアルを体験する学びの場に

大和西大寺駅構内の案内ロボットARISAの写真大和西大寺駅

そのアイデアを実現したのが、2021年の夏に実施した「駅構内の案内ロボットARISAを動かしてみよう!」というイベントです。子どもたちが駅で実際に活躍している案内ロボットに使われるプログラミングを学び、それを活かしてクイズをプログラムするというイベントだったのですが、想像以上の盛り上がりになりました。ロボット制作会社も加わって開発秘話などを聞けたこともあり、子どもたちは興味津々で、質問も多く出て、イベントが終わらないんじゃないかと思ったほどです。駅構内における子どもの体験学習は初めての取り組みでしたが、駅で実際に活躍するロボットと触れ合いながら熱心に勉強する様子を見て、「好きを学びに」ということの大切さを改めて感じることができました。今から次のイベントが楽しみです。

大和西大寺駅構内の案内ロボットARISAの写真

鉄道とプログラミング、実は相性ぴったり!?

2021年の秋から、鉄道の要素をふんだんに盛り込んだ新たな教材の活用が始まります。そもそも電車の運転や信号の仕組みにはさまざまなプログラムが使われるので、鉄道とプログラミング学習は相性がいいんです。それに、電車は日常的に利用するものなので、教室で学んだ知識を親御さんやおじいちゃんおばあちゃんに披露するなど、家族のコミュニケーションにも繋がるのではないかと期待しています。プログラミングを通して電車の仕組みを学び、電車を通してプログラミングを好きになる、まさに「社会とつながる」プロジェクトになってきていると感じます。将来的には学びの中で鉄道への興味が深まり、子どもたちがもっと近鉄を好きに、さらにはいつか働きたい!と憧れてもらえることも密かに期待しています(笑)。

沿線で過ごした幼少期が
楽しい思い出となるように

ロボットプログラミング教室の写真ロボ団大和西大寺駅校

以前、私は修学旅行の誘致の仕事を担当していたのですが、その際に実感したのは、「子どもの頃の体験は一生モノ」ということです。修学旅行の旅行先に、大人になってからまた行かれる方って多いんですよね。もしかすると、将来住む場所を選ぶときも子どもの頃に暮らした記憶って案外決め手になったりするんじゃないかと思います。「子どもの頃、住んでいた町で近鉄電車のプログラミングをして楽しかったなぁ」そんな近鉄沿線で過ごした日々が“記憶に残る素敵な思い出”となり、将来の住まいや旅行先を考える時の候補になるとうれしいです。