生駒山エリア活性化プロジェクトの写真 生駒山エリア活性化プロジェクトの写真

地元自治体と手を取り合い
生駒山のブランディングに取り組む

住むまち近鉄story

PROJECT 01

生駒山エリア活性化
プロジェクト

担当部署/総合企画部

※部署名などは取材当時のものです

生駒と近鉄の歴史は100年以上
もっとずっと、
愛される地域を目指して

生駒ケーブルの写真生駒ケーブル

生駒駅は当社の沿線駅として歴史が長く、弊社の前身となる大阪電気軌道が大正3年(1914年)に奈良線を開業して以来となります。さらに山頂へ伸びる生駒ケーブルは、実は日本「初」のケーブルカーで、大正7年(1918年)に、宝山寺参りでにぎわっていた当時の大切な交通手段として誕生しました。このように、昔から関わりの深い地域である生駒山エリアの良さを、もっと多くの方に知っていただきたい、これからもずっとケーブルカーを愛用していただきたい、という想いがプロジェクトを立ち上げたきっかけでした。そこで、まずはじめに生駒山エリアのさまざまな特徴を調べ直したところ、いずれにも共通するキーワードがありました。それが「レトロ」でした。

レトロな街並みの魅力を伝え
生駒山エリアを楽しめる仕掛けを

生駒山エリアのレトロな街並みの写真宝山寺参道

今、生駒山を訪れるのは遊園地に来られるファミリー層が中心なので、新しい層に足を運んでもらえたらと、プロジェクトでは20〜30代の方をメインに考えました。そこで、この年代に話題を届けるならWebやSNSが効果的かと思い、立ち上げたのが生駒山の魅力を発信するホームページ「生駒レトロ」とインスタグラムです。ノスタルジックな写真を撮って街並みを満喫していただきたくて、HPではおすすめのフォトスポットも紹介しています。さらに、皆さまにもっと楽しんでいただきたいと思い「生駒レトロ フォトコンテスト」も開催※しました。皆さまの独自の感性と視点で生駒山の新たな魅力が発掘され、その魅力がさらにSNSを通じて広まったらいいなと期待しています。他にもケーブルカーに乗る楽しみの1つになればと、記念乗車証の配布もしています。

※フォトコンテストは2021年10月10日(日)、記念乗車証の配布は同年11月末まで。

宝山寺の写真宝山寺

生駒市のサポートにより
プロジェクトが充実したものへ

生駒市は広報活動や観光誘致に積極的に取り組まれており、今回のプロジェクトについてご相談に伺ったところ、「ぜひ一緒にやっていきましょう」と協働のお話をいただきました。HPやコンテストの助成だけに限らず、観光協会サイトなどにも案内を載せていただけるので、私たちだけでは伝えきれない方々への周知もでき、とても心強いです。他にも、自治体ならではのエリア情報もいただけるので、HP作成やプロジェクト内容を考えるのに、すごく助かっています。さらに地元からは、宝山寺参道の活性化を目指す地元団体、生駒聖天さんどう会の協力もあって、地域の方々とより一体となってプロジェクトを進めることができています。

訪れるたびに
新たな発見が面白い!

生駒山上遊園地の写真生駒山上遊園地

生駒山エリアの見どころは大きく2つ、宝山寺と生駒山上遊園地です。宝山寺界隈は、参道に並ぶ旅館や喫茶店の、昔ながらの看板や建物の造りなどが面白いですし、また参道には傾斜があるので、行きと帰りとでは違った風景が楽しめます。特に雨が降ると、よりノスタルジックな雰囲気になりますね。遊園地は、子どもの頃に遊んだ遊具やゲーム機が大人になるとレトロに感じて面白いですよ。また、その名のとおり山の頂上にあるので、遠くまで見渡せる眺めもおすすめです。宝山寺界隈も遊園地も、探してみると見どころがたくさんあって、訪れるタイミングで異なる表情が楽しめます。ぜひ、何度も足を運んでみてくださいね。

プロジェクトは始まったばかり
エリア全体がにぎわうことを目標に

生駒山からの風景写真生駒山から見た大阪平野

生駒山エリアの活性化プロジェクトは今後も続きます。「生駒レトロ」HPでは、生駒山の西側にある占い処や個性的な店舗が集まる石切エリアなどの紹介を考えています。また、生駒市が環境省の助成を得て2021年の秋に電動バイクを生駒山に設置する予定ですので、付近のエリア散策がしやすくなり、このエリアをもっと楽しんでいただけると思います。今後は生駒市だけでなく東大阪市とも協力し、“大阪から近くて楽しめる生駒山”というイメージを広め、一緒にエリア全体のブランディングを進めたいと考えています。そして、地元自治体と二人三脚で沿線エリアの価値向上に取り組むモデルケースになって、沿線の明るい未来へつながればと思っています。